深夜のLINEや電話で教職員に過度な連絡を行う校長のパワハラ問題をイメージしたイラスト
教職員に大声で叱責し、LINE40件超や早朝電話で圧力をかける校長のパワハラ問題を描いたイラスト
長崎県教育委員会は、県内公立校の校長によるパワーハラスメントを認定し、停職6か月の懲戒処分と教諭への降任処分を行いました。大声での叱責や、1日40件超のLINE、早朝・深夜の電話連絡などが問題となりました。

【概要】

長崎県教育委員会は、県内公立校の校長がパワーハラスメントを行ったとして、停職6か月の懲戒処分としたと発表しました。

あわせて、校長を教諭へ降任させる「分限処分」も行いました。

具体的には、次の点が特徴的です。

1.当該校長は、複数の教職員に対して大声で叱責しました。

児童生徒たちがいる全校集会の場で、教職員を叱責したこともありました。

2.業務に関連して、1日に40件以上のLINEメッセージを送っていました。

また、緊急性がないにもかかわらず、早朝・深夜や休日に電話をかけたり、メールを送ったりしていました。

3.少なくとも部下4人に対する計11件のパワハラ行為が認定されました。

なお、被害者のうち1人は休職しました。

【意見・感想・解説】

今回は、校長によるパワハラを取り上げました。

第一に、大声での叱責と公衆(全校集会)での叱責です。本人の名誉・人格を傷つける行為で、まさに「見せしめ」です。

第二に、1日40件超のLINE、早朝・深夜・休日の連絡です。これは、業務命令の濫用といえます。

実際に休職者も出ており、かなり悪質なパワハラといえます。厳しい処分でしたが、やむを得ないでしょう。

社員研修等を通じて、再発防止に取り組むべきといえます。

ハラスメント対策研修のご案内

長崎県教育委員会における校長への懲戒処分・分限処分の事案は、パワーハラスメントが職場に深刻な影響を及ぼすことを改めて示しています。大声での叱責や公衆の面前での叱責、さらに早朝・深夜・休日を含む過度な連絡は、職員の人格や尊厳を傷つけ、安心して働ける職場環境を損なう重大な問題です。

こうした問題を防ぐためには、管理職がハラスメントに関する正しい知識を身につけ、日常の指導やコミュニケーションのあり方を見直すことが重要です。坂本直紀の研修では、パワーハラスメントをはじめとする各種ハラスメントの基本的な理解だけでなく、実際の職場で起こり得る事例を踏まえながら、適切な指導方法や相談対応のポイントについて実践的に学ぶことができます。

管理職として求められる言動のあり方を再確認し、ハラスメントのない健全な職場づくりを進めるために、ぜひハラスメント対策研修をご活用ください。

 

ハラスメント対策研修例(管理職向け)

(1)ハラスメントによるリスク
(2)セクシュアルハラスメントとは
(3)パワーハラスメントとは
(4)妊娠、出産、育児休業等のハラスメントとは
(5)カスタマーハラスメントとは
(6)ハラスメントと労災
(7)ハラスメントをしないために
(8)怒りの感情コントロール
(9)適切な指導
(10)相談対応上の留意点
(11)ハラスメントを受けた場合
(12)ハラスメント防止規程解説
(13)職場内コミュニケーション
(14)グループワーク
(15)まとめ
一緒にハラスメントのない職場づくりを目指しましょう。

 

研修講師:坂本直紀の紹介

坂本 直紀(さかもと なおき)
人事コンサルタント/特定社会保険労務士/中小企業診断士
坂本直紀 社会保険労務士法人 代表社員
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