福島でマタハラ相談が4年で1.6倍に増加し、妊娠中の女性が労働局に相談する様子
福島でマタハラ相談が増加し、妊娠を理由に退職やパート変更を求められた女性が相談員に相談する漫画
福島労働局によると、妊娠をきっかけに退職や正社員からパートへの変更を迫られるマタハラ相談が増えています。
説明

【概要】

福島労働局は、マタハラに関する相談が、2014年度は前年度比14件増の51件あったと発表しました。今年度はそれを上回るペースで増えています。具体的には、次の内容が特徴的です。

1.マタハラ被害に関する相談は2010年度の31件から約1.6倍に増えました。労働者からの相談全体の1割程度を占めています。

2.相談は、妊娠したことを機に退職や正社員からパートへの身分変更を強要されるなどの内容が多い状況です。

【意見・感想・解説】

今回は、マタハラに関する相談状況を取り上げました。マタハラに関する相談が増加傾向にあり、妊娠したことをきっかけに退職やパートへの身分変更を強要されるケースが多いようです。勿論、こうした対応は不適切になります。

社員が妊娠したら、祝福するのが当然なのに、退職に追い込むことは、本末転倒です。京セラ創業者の稲盛和夫さんを、私はとても尊敬しているのですが、有名な言葉の一つに、次があります。

「判断に迷ったときは、人として正しいかどうかを考えなさい。」

私は、基本的に使用者側の立場でアドバイスをしているのですが、何か相談内容で判断に迷うことがあると、いつも、この言葉を思い出すようにしています。

「社員が妊娠したら、退職に追い込むことは、本当に人として正しいことなのかどうか。」

答えは決まっています。

社内で、マタハラのようなことが発生していないか、今一度、ご確認されるとよいでしょう。