2011年度の個別労働紛争解決制度に基づく労働相談が過去最多の約25万6千件となり、解雇やいじめ・嫌がらせに悩む労働者が相談するイラスト
2011年度の個別労働紛争解決制度に基づく労働相談が過去最多の約25万6千件となり、解雇やいじめ・嫌がらせの相談動向を会話形式で解説する漫画
2011年度の労働相談は全体で110万件を超え、民事上の個別労働紛争相談は約25万6千件に増加しました。相談内容では解雇が最多で、いじめ・嫌がらせも大きく増えています。

【概要】

個別労働紛争解決制度に基づく、2011年度の労働相談が、過去最多の約25万6千件に上りました。日具体的には以下のとおりです。

1.全体では、110万9454件の相談が寄せられましたが、このうち民事上の紛争に関する内容は、約25万6千件で、前年度比で3.8%増えました。

2.相談を紛争別に示しますと、「解雇」が最も多く18.9%、「いじめ・嫌がらせ」(15.1%)が続きました。

3.しかし、「解雇」に関する相談は前年度比で、約3.9%減少したのに対し、「いじめ・嫌がらせ」については、16.6%増加しています。

【意見・感想・解説】

今回は、労働相談に関する内容について取り上げました。相談は増加傾向にあり、特に、「いじめ・嫌がらせ」に関する内容が深刻化していることが注目されます。

いわゆるパワハラに関するトラブルということですが、私自身も、とても相談が多い内容となっています。

パワハラに関する対策としては、トップのパワハラ防止宣言、相談体制の整備、パワハラ防止規程の作成と周知徹底、人事考課への反映、社内研修、パワハラ防止マニュアルの作成等色々あります。まずは、こうしたパワハラを防止する体制をきちんと整備することが重要です。

その上で、パワハラを発生しにくい社風を形成する必要があります。その際に、意識することは感謝です。パワハラとは、いわゆる個人の人格や尊厳を侵害する行為です。感謝は、これとは真逆の行為です。

従って、職場内に感謝が満ち溢れれば、パワハラの抑制につながります。感謝を通じて、より良い職場環境の形成を図るべきです。