
【概要】
前回までは、残業対策を取り上げて、「見える化」の重要性を解説しました。今回からは、しばらく「社員のほめる化」の大切さについて解説します。
本日は、ピグマリオン効果について説明します。これは、もともとギリシャ神話の話しからきています。ピグマリオンとは、彫刻の上手な王様でした。そして、ある日ピグマリオンは、自分自身が刻んだ理想的な女性の彫刻像に、恋をしてしまいました。そして、この彫刻像を、妻にしたいと祈っていますと、女神がこの願いを聞き入れて、その彫刻像に生命を与えて、人間にしたという話しです。
そして、この考え方は、教育にも応用され、ある教育心理学者が、「叱る教育」と「褒める教育」との比較実験を行いました。すると、教師の生徒に対する期待や態度が、生徒たちの知能や学習の意欲に大いなる影響を与えるという結果を得ました。
すなわち、報告論文の主張によりますと、生徒の成績が向上した原因として、学級担任が子供達に対して、期待のこもった眼差しを向けたことをあげています。つまり、あることを誰かに期待すると、期待通りの結果が得られることを示唆しています。
そこで、「ほめる」ことが有効になります。例えば、ある社員に、「いつも元気であいさつして欲しい」と思っているとしましょう。これが、いわゆる期待する行動ですね。
そこで、その社員が、たまたま、ある社員にあいさつをしたとします。そのときを見逃さず、こういいます。「○○さん。さっきのあいさつは、とても素晴らしかったね。とても感じが良かったよ。この調子で、元気よくいきましょう。」
そうすると、その社員が「あいさつするとほめられる」と感じ、今後、元気とくあいさつしてくれることが期待できるというものです。
常に、このようにうまくいくとは限りませんが、このように「ほめる」ことは、コストは当然かかりません。従って、何もリスクはありません。
ほめることで、社員が期待通りの行動をすることにつながり、社内風土も良くなればいうことなしですね。次回も「ほめる化」を解説します。お楽しみにしていて下さい。









