
【概要】
ある消防機器販売会社で勤務していた当時19歳のが自殺したのは上司からのパワハラが原因として、父親が同社と上司に損害賠償を求めた訴訟の判決がありました。具体的には、次の内容が特徴的です。
1.少年は高校卒業後の4月に入社しました。会社では、仕事のミスなどを理由に直属の上司から「相手するだけ時間の無駄」、「死んでしまえばいい」、「辞めればいい」等の人格を否定する発言を繰り返されていました。そして、うつ病を発症し、12月に自宅で自殺しました。
2.少年は注意された文言を手帳に残していました。そして、この中の23の文言がパワハラと認定されました。
3.裁判では、典型的なパワハラで、自殺との因果関係が認められるとし、上司1人と会社に7261万円の支払いを命じました。
【意見・感想・解説】
今回は、パワハラに関する事件を取り上げました。まだ、19歳という若さでありながら、パワハラが原因でうつ病に罹患し、自殺されたものであり、とても悲しい事件です。
会社としては控訴する方針ですが、もし、事実であれば、適切に謝罪し、このようなことが繰り返されることがないよう再発防止に取り組んでいただきたいと思います。
さて、パワハラが繰り返されますと、今回のように、うつ病、すなわちメンタル不調になることがあります。そして、メンタル不調になりますと、自殺念慮、すなわち自殺したいという願望が芽生え、今回のような最悪の事態が生じるリスクがあります。ご注意ください。
そして、今回のケースでは、直属の上司から、「相手するだけ時間の無駄」、「死んでしまえばいい」、「辞めればいい」等の人格を否定する発言がなされていました。
このように、ハラスメントは、職場で発生します。従って、経営者や人事部が気が付いた時には、取り返しがつかなくない状態になっていても不思議ではありません。
こうしたことから、ハラスメント防止に関する各職場の社員、特に管理者への教育は、とても重要です。
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