平成24年度の個別労働紛争相談で「いじめ・嫌がらせ」が最多となったことを示すイラスト
平成24年度の総合労働相談件数と個別労働紛争相談の内訳を解説する漫画イラスト
平成24年度の総合労働相談件数は106万7,210件となり、民事上の個別労働紛争相談では「いじめ・嫌がらせ」が最多となりました。

【概要】

厚生労働省は、平成24年度個別労働紛争解決制度施行状況を発表しました。具体的には以下の通りです。

1.総合労働相談件数 106万 7,210 件(前年度比3.8% 減)で、民事上の個別労働紛争相談件数 25万 4,719 件( 同 0.6% 減)でした。総合労働相談件数は、5年連続で100万件を超えており、民事上の個別労働紛争に係る相談件数は、高止まりしています。

2.平成24年度の民事上の個別労働紛争相談の内訳は、多いものから「いじめ・嫌がらせ」が 51,670件(17.0%)、前年まで一番多かった「解雇」が 51,515件(16.9%)、「労働条件の引下げ」が 33,955件(11.2%)となっています。近年は、「解雇」に関する件数は減少傾向にあり、「いじめ・嫌がらせ」は、増加傾向にあります。

【意見・感想・解説】

今回は、厚生労働省の平成24年度個別労働紛争解決制度施行状況を取り上げました。

ついに、「いじめ・嫌がらせ」が最も多い相談件数になりました。それだけ、「いじめ・嫌がらせ」については、深刻な状況であるといえます。

私は、様々な企業で、様々な相談を受けることもあり、企業における「いじめ・嫌がらせ」に関するリスクは高まってきていることを実感しています。

企業としては、やはり重視すべきは、社内教育です。「いじめ・嫌がらせ」といった問題は、現場で発生します。従って、現場の社員に対して、適切に教育し、「いじめ・嫌がらせ」といった問題が発生しないように注意するべきです。