
【概要】
静岡市の職員として働いていた男性が、職場で自殺しました。その原因の一つに「部下からのいじめ」がありました。具体的には、次の内容が特徴的です。
1.自殺した男性は異動先の部署で、慣れない仕事ぶりを巡り、部下から毎日のように、強い口調で叱責されていました。
2.男性が残したメモには「部下から、逆パワハラを受けている。罵倒や叱責があり、席にいても落ち着いていられない」という言葉が書かれていました。
3.この逆パワハラの状況につき、周りにいた他の職員も放置をしていました。その結果、自殺した男性は独りで抱え込み、過重労働が重なりうつ病を発症し、自殺に至りました。
4.公務と自殺との因果関係が認められ、公務災害に認定されました。
【意見・感想・解説】
今回はパワハラにより、職員が自殺し、認定された事件を取り上げました。
部下から上司に対する、”逆パワハラ”であることが特徴的です。通常は、パワハラは、上司(行為者)、部下(被害者)のケースが一般的ですが、このように部下が行為者となり、上司が被害者になるケースもあります。
いわゆる職場内のパワーは、必ずしも上司だけが有するものではなく、部下が有していることがあります。こうしたことから、ハラスメントに関する研修は、管理職に限定することなく一般社員にも実施し、ハラスメント防止に努めることが適切だと考えます。
ハラスメント対策研修のご案内
今回ご紹介した「逆パワハラ」による痛ましい事例は、ハラスメントの加害者が必ずしも上司とは限らないという現実を示しています。職場におけるパワーバランスは、立場や役職だけではなく、集団内の力関係やコミュニケーションの影響を受けるものです。
坂本直紀の研修では、こうした逆パワハラのような複雑なケースにも対応した、実践的でわかりやすい内容を提供しています。管理職だけでなく、すべての従業員を対象とした研修の実施を通じて、職場全体でハラスメントを防止する意識を醸成することが重要です。
まずはお気軽にご相談ください。
ハラスメント対策研修例(管理職向け)
(1)ハラスメントによるリスク
(2)セクシュアルハラスメントとは
(3)パワーハラスメントとは
(4)妊娠、出産、育児休業等のハラスメントとは
(5)カスタマーハラスメントとは
(6)ハラスメントと労災
(7)ハラスメントをしないために
(8)怒りの感情コントロール
(9)適切な指導
(10)相談対応上の留意点
(11)ハラスメントを受けた場合
(12)ハラスメント防止規程解説
(13)職場内コミュニケーション
(14)グループワーク
(15)まとめ
一緒にハラスメントのない職場づくりを目指しましょう。
研修講師:坂本直紀の紹介
坂本 直紀(さかもと なおき)
人事コンサルタント/特定社会保険労務士/中小企業診断士
坂本直紀 社会保険労務士法人 代表社員
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