鳥取労働局のメンタルヘルス対策実態調査をもとに、職場の心の健康対策や専門スタッフ不足の課題を表したイラスト
鳥取労働局のメンタルヘルス対策実態調査をもとに、職場の心の健康対策や専門スタッフ不足の課題を表したイラスト
メンタルヘルス対策の実施率は54.0%に上昇した一方で、未実施の理由として専門スタッフ不足や取り組み方が分からないことが課題となっています。

【概要】

鳥取労働局では、メンタルヘルス対策に関する実態調査をまとめました。具体的には以下のとおりです。

1.メンタルヘルス対策の実施率は、54.0%と、前年比3.7ポイント、プラスになりました。しかし、「実施していない」が32.3%、「準備中」が11.6%となっています。

2.実施内容としては、「相談体制の整備」が61.9%と最多になっており、その他、順に、「職場環境の把握」が48.1%、「管理監督者のメンタルヘルス研修」が49.9%等と続きました。

3.メンタルヘルス対策を実施していない理由は、「専門スタッフ」がいないが78.9%、「取り組み方が分からない」が60.3%と大半を占めています。

【意見・感想・解説】

今回は、メンタルヘルス対策に関する記事を取り上げました。専門スタッフが不在であると回答している会社が多いようです。

ただ、私は、中小企業、特に社員数が少ない企業においては、メンタルヘルス専門のスタッフというのは難しいと思います。というのは、メンタルヘルスについては、心の病ですから、この点を適切に対応するためには、専門のカウンセラーや、また専門医の領域になりますので、社員が急に対応できるものではありません。

従って、専門のカウンセラーや専門医に、何かあれば相談できる体制を構築することが、中小企業の場合は、現実的だと思います。

ただ、相談窓口は、必要です。この相談窓口は、必ずしもメンタルヘルス専用というのではなく、パワハラやセクハラの相談窓口と兼ねても良いでしょう。

そして、何か問題があれば、深刻化する前に、相談窓口を通じて、早期に解決を図ることが大切です。