平成22年度の東京労働局における男女雇用機会均等法・育児介護休業法の紛争解決援助申立状況を示すイラスト。妊娠・出産や育児休業を理由とする不利益取扱いの増加を表現。
平成22年度の東京労働局における男女雇用機会均等法と育児・介護休業法の紛争解決援助申立状況を説明する漫画。妊娠・出産や育児休業を理由とする不利益取扱いの増加を相談場面で表現。
東京労働局の平成22年度まとめでは、均等法に基づく申立が66件、育児・介護休業法に基づく申立が30件となり、不利益取扱いに関する相談が増加しました。

【概要】

東京労働局における平成22年度の男女雇用機会均等法と育児・介護休業法の紛争解決援助の申し立て状況がまとまりました。具体的には以下のとおりです。

1.均等法に基づく申立件数は、前年度比7件増の66件

2.妊娠・出産等を理由とする不利益取り扱いが37件を占め、前年度の23件から急増しました。

3.育児・介護休業法に基づく申立は、30件で、育児休業を理由とする不利益取り扱いが7件増の16件になりました。

【意見・感想・解説】

経営状況が厳しい中、会社側の均等法や育児・介護休業法への配慮が難しくなっていることが感じられます。ただ、法律では、昨年は育児・介護休業法の改正が施行、今年は次世代育成支援対策推進法の改正が施行されています。

また、大企業が積極的にワークライフバランスに取り組んでいます。こうした流れの中、仮に妊娠・出産・育児に関して不利益取り扱いを行うようであれば、優秀な人材の確保・定着が懸念されるところです。

企業としては、人事労務管理上、確かに大変な面もありますが、法違反は当然してはならず、その上でできるだけ配慮する必要があります。