
【概要】
ある部品メーカーでは、資格取得支援制度を実施しています。具体的には以下のとおりです。
1.この会社では、社員が取得した「資格」に毎月手当てを支給します。
2.対象となる資格は「漢字能力検定」など、業務とは直接関係ないものでもOKです。
3.本社食堂には、「スキルボード」と題した掲示板があります。社員の名前と、取得した資格が隙間なく書き込まれています
4.この会社が、資格取得支援制度を導入したのは15年ほど前で、今年の9月現在で社員が取得した資格数は累計1041件になります。社員数で割ると1人3件強は取得した計算になります。実際に75%の社員は何らかの資格を取得しています。
5.手当ての支給額は、資格ごとに数百円から数万円まであります。最高では10件以上を取得し、月4万4千円も受給する社員もいます。
6.資格取得のために通信教育を受ける場合、全講座を修了すれば受講費は全額会社が負担されます。途中で断念しても半額は負担いたします。
7.この制度による会社の出費は年間3千万円にもなります。
【意見・感想・解説】
今回は、資格取得支援制度について取り上げました。
業務と関係ない資格もOKですか。なかなか、こうしたケースはないと思います。本当に驚きました。
しかし、とても効果的だと思います。専門能力を向上させることは重要ですが、時には専門外の知識も幅広く、得ておくこともよいと考えます。
こうした幅広い知識が、時には、素晴らしいアイデアを生み出すことになります。また、様々な人との交流が生まれ、人脈という財産を得られる効果もあります。
ただ、会社としては、原資の問題もありますので、最初は無理せず、業務に関連する内容の資格取得支援でもよいと思います。
私は、以前受験機関で、中小企業診断士講座の講師をしていましたが、受講生は、休日を利用して、資格取得を通じて自分の能力を向上させるために頑張っており、本当に真面目な人が多いことを実感しています。こうした人たちの資格取得を支援し、会社への帰属意識を高めることはとても意義あることです。
是非とも、資格取得支援を行って欲しいと思います。









