褒められた方が学習効果や記憶の定着が高まることを示す、キーボード練習と成長グラフのイラスト
左手でキーボード入力を練習した参加者が、褒められることで翌日の成績が約20%向上した実験を説明する漫画
生理学研究所の研究では、キーボード入力練習後に自分が褒められた参加者は、翌日の成績が約20%向上しました。

【概要】

生理学研究所(愛知県岡崎市)の定藤規弘教授らの研究チームでは、人間は何かを学ぶ時、褒められた方がより記憶に定着し効果的に学習できることについて、科学的に証明しました。具体的には以下のとおりです。

1.研究チームは、右利きの成人男女計48人に、左手を使って決められた順序でパソコンのキーボードを打たせ、30秒間で早く正確に入力する練習を12回させました。

2.続いて、練習結果の優劣に関係なく、以下のグループに分けました。
(1)自分が褒められる映像を見る
(2)他の人が褒められる映像を見る
(3)自分の成績をグラフで見るだけ

3.翌日に再びテストし、各グループで入力がどれだけ向上したかを調べました。

4.その結果、自分が褒められたグループは練習より約20%多く打てました。一方、他の2つのグループは約14%の向上にとどまりました。

【意見・感想・解説】

今回は、褒める事の効果を科学的に証明した事例を取り上げました。とても興味深いです。

私は、「ほめること」の大切さを繰り返し、強調してきました。

褒めるということは、相手を認めることです。そして、認められた本人は、嬉しくなり、とてもモチベーションが上がります。

今回の実験でも、褒めることで、モチベーションが向上し、良い結果を得たものと思われます。

褒めることは、もはや、これからの人事労務管理では、必要不可欠です。是非とも、「社員のほめる化」を進めて欲しいと考えます。