富山の病院で院内研修会などの時間外勤務が未申請となり、職員260人に残業手当約1887万円の未払いが判明した問題を示すイラスト
富山の病院で260人分・約1887万円の未払い残業手当が労基署調査で判明し、再発防止と速やかな支払いを説明する会議のイラスト
富山県内の病院で、院内研修会の時間外勤務未申請や残業時間の過少申請により、260人分・約1887万円の未払い残業手当が明らかになりました。

【概要】

富山のある病院で、半年間に渡り職員あわせて260人に残業手当約1887万円が労働基準監督署の調査の結果、明らかになりました。具体的には、次の内容が特徴的です。

1.病院で半年間の勤務実態について職員から聞き取り調査しました。その結果、一部の院内研修会で時間外勤務の未申請があったり、残業時間を実際より少なく申請したケースがありました。

2.病院では、再発防止に努めるとともに、速やかに支払うとしています。

【意見・感想・解説】

今回は、残業代未払いについて、取り上げました。院内研修会に関して、どうも労働時間として取り扱っていなかったことが問題視されたようです。

研修については、ある意味、強制か任意かで取り扱いが変わります。研修は強制であったり、参加を余儀なくされているような場合は、使用者の指揮命令下に該当し、労働時間としてカウントします。所定時間外であれば、その労働時間は残業となり、法定労働時間外であれば割増賃金の支払いにつながります。

残業代未払いについては、過重労働とつながる面があるため、監督署の調査は厳格化しています。

今一度、残業の取り扱い、特に労働時間の解釈において間違っていないか、確認されてみると良いでしょう。