
【概要】
今回は、足立労基署における平成22年の監督是正結果について紹介します。主な内容は以下の通りです。
1.7割超で労働基準関係法令違反が発覚しました。
2.○違反で多かったのが、「雇い入れの際の労働条件の明示」と「時間外労働の法定割り増し分の未払い」です。
3.違反企業は、小規模零細企業の割合が多く、法令知識が不足しているようです。このため、初歩的な賃金台帳の調整等から指導しています。
4.安全衛生関係では、定期健康診断の未実施がトップでした。
【意見・感想・解説】
このように、労基署では、監督指導を行います。法違反ということになれば、是正勧告書が手交され、期日までに是正報告書にて報告することになります。
この中で、どうしても、会社として気をつけなければらなないのが、割増賃金すなわち残業手当対策です。なぜならば、割増賃金で問題を指摘されますと、「今後気をつけます」といって将来にわたってのみ、対応すればすむ話ではないからです。「過去分もきちんと払いなさい」と指導される可能性が高いです。そうなると、多額の支払いにつながるリスクがあります。
私見ですが、ワークライフバランス、過労死や長時間労働によるメンタルヘルス対策の流れがありますので、今後、残業については、労基署は、対策を強化すると考えています。大企業、中小企業の区別なく、残業手当の支払いについて厳しくみてくるでしょう。
今一度、労働時間管理が適正になされているか、賃金不払い残業は生じていないかを、ご確認されることをお勧めします。









