
【概要】
ある有名漫画家に対して、アシスタントとしての残業代を請求することを元アシスタントが宣言しました。具体的には、次の内容が特徴的です。
1.残業はほぼ毎週あったことを指摘し、11年7カ月の間、一度たりとも残業代は全く支払われていないと主張しました。
2.どうすればマンガ家のアシスタントの長時間労働を是正することができるのかを考えた時に、残業代請求を思いついたようです。
3.タイムカードが導入されているため、出勤時間や退勤時間の記録は残っています。
【意見・感想・解説】
今回は、残業代請求に関する内容を取り上げました。
漫画のアシスタントであっても、漫画家の指揮命令下で雇用契約により勤務していれば、法定労働時間を超えれば割増賃金が発生することになります。
ただ、漫画家は売れっ子となれば別ですが、新人漫画家であれば、原稿料と印税の中から、給料のみならず、残業手当をきちんと払うのは困難な面がありそうです。しかし、漫画家だからといって、労働基準法の適用が免除になるわけではありません。今後、こうした問題が表面化すれば、結構、漫画業界にとって大きな問題になるかもしれませんね。
残業手当不払いは過重労働のリスクにつながる場合があり、その結果、過労死、過労自殺につながりかねません。業界問わず、今一度、自社の残業の実態について問題ないか確認してみるとよいでしょう。









