
【概要】
上司に対し、誹謗・中傷メッセージを行ったとして、東京のある区の職員が懲戒免職処分となりました。具体的には、次の内容が特徴的です。
1.女性職員は、約3カ月間にわたって公用のチャットツールを使い、上司に誹謗中傷するメッセージを送っていました。
2.メッセージは、「低能」「バカ」「あなたのもとで働くつもりはない」などでした。メッセージは休日を含め一日に数件から50件ほどで、午後11時に送られてくることもありました。
3.女性職員に反省した様子はなかったため、この職員を懲戒免職処分になりました。
【意見・感想・解説】
今回は、部下から上司へのハラスメントで懲戒免職となった事件を取り上げました。
多いときで、一日50件ほどの誹謗・中傷メッセージで3か月間も続くとは、かなり悪質です。反省した様子もないことから、重い処分ですが懲戒免職はやむを得ないと思われます。
さて、今回のように部下から上司へのハラスメントでも、もちろん、悪質であれば懲戒処分の対象になります。
一般的には、行為者が上司、被害者が部下のケースが多いです。しかし、ハラスメントは人間関係の悪化が原因で生じる場合があり、今回のように上司に対して、部下が嫌がらせをすることも考えられます。
従って、ハラスメントの事実確認では、行為者が上司、被害者が部下と決めつけることなく、中立的かつ客観的に対応する必要があります。
ハラスメント対策研修のご案内
部下から上司への“逆パワハラ”が原因で懲戒免職に至った今回のケースからもわかるように、ハラスメントは立場に関係なく発生します。特定の立場だけを加害者・被害者と決めつけるのではなく、組織全体として客観的かつ冷静に対応できる体制を整えることが重要です。
坂本直紀の研修では、「逆パワハラ」を含むあらゆるハラスメントの構造や、早期発見・適切対応のポイントをわかりやすく解説します。中立的な視点での事実確認方法、上司・部下の双方が気を付けるべき言動、職場全体でハラスメントを防ぐための実践的スキルなど、すぐに現場で活かせる内容をご提供しています。
管理職を中心に、ハラスメントに対する理解を深め、適切な対応力を高めるためにも、ぜひ研修の導入をご検討ください。
ハラスメント対策研修例(管理職向け)
(1)ハラスメントによるリスク
(2)セクシュアルハラスメントとは
(3)パワーハラスメントとは
(4)妊娠、出産、育児休業等のハラスメントとは
(5)カスタマーハラスメントとは
(6)ハラスメントと労災
(7)ハラスメントをしないために
(8)怒りの感情コントロール
(9)適切な指導
(10)相談対応上の留意点
(11)ハラスメントを受けた場合
(12)ハラスメント防止規程解説
(13)職場内コミュニケーション
(14)グループワーク
(15)まとめ
一緒にハラスメントのない職場づくりを目指しましょう。
研修講師:坂本直紀の紹介
坂本 直紀(さかもと なおき)
人事コンサルタント/特定社会保険労務士/中小企業診断士
坂本直紀 社会保険労務士法人 代表社員
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