カスハラ防止の原則として、不適切な顧客対応がカスタマーハラスメントにつながることを解説する人事労務のイラスト
受付で顧客の話を聞かず決まりや担当違いを理由に対応する場面から、不適切な対応がカスハラにつながることを解説するイラスト
事務的な対応やたらい回し、誠意のない説明が顧客の不満を増幅させ、カスタマーハラスメントにつながる例を示しています。

カスハラ防止の基本原則を解説します

今回から数回にわたり、カスタマーハラスメント(カスハラ)防止の原則について取り上げます。
今回はその第一歩として、「不適切な対応がカスハラを引き起こす」という点についてご紹介します。


基本的な考え方


企業や店舗の対応の仕方が不適切であると、顧客の不満や怒りを増幅させ、結果的にカスハラにつながることがあります。つまり、対応の質がトラブルの火種となる可能性があるのです。


よくあるトラブル事例


対応が十分でない場合、お客様に次のような印象を与えてしまうことがあります。

● 事務的・冷たい態度
「きちんと話を聞いてくれない」「軽く扱われている」と受け取られる。

● 不誠実・曖昧な説明
「ごまかしている」「誠意が感じられない」と思わせてしまう。

● 責任回避・たらい回し
「誰も責任を取らない」「時間を無駄にされた」と怒りを助長する。

● 謝罪や共感の欠如
「反省していない」「見下されている」と感じさせてしまう。


確認しておきたいポイント


日頃の顧客対応において、以下の点に問題がないかを振り返ってみましょう。

– サービスの提供範囲が統一されていない(契約外サービスや、職員ごとの対応差)。
– 個人情報の取り扱いが不十分(不用意に職員の個人情報を顧客に伝えてしまう)。
– 顧客の要望を正確に把握できていない。
– 規則やマナーに関する指導が徹底されていない(時間厳守、身だしなみなど)。
– 意見や要望への回答が不適切である。


次回予告


次回も、カスハラ防止に欠かせない原則について解説していきます。ぜひご期待ください。