
【概要】
ある歯科技工物の製造・販売を行う会社では、「おほめカード」という制度を導入しています。具体的には、次の内容が特徴的です。
1.この「おほめカード」とは、仕事上のアドバイスや協力、心遣いなどへの感謝の言葉を書くものです。カードは、オフィスの壁に貼り付けます。
2.「おほめカード」は全部で5色です。以下の通り、使い分けしています。
執行役員以上:青
管理職:緑
すべての役職者:ピンク
全社員:黄
主に営業職が技術職に顧客の声を届けるとき:白
3.カードの記入者には60円から100円、そしてカードで感謝された社員にはカードの色によって60円から400円までの報奨金が年2回のボーナスに合わせて支給されます。
【意見・感想・解説】
今回は、「おほめカード」という制度を紹介しました。いわゆるサンクスカードの一種ですね。この制度で注目した点は、次の2つです。
1.役職者別にカードの色を変えていること
このパターンは初めてですが、とても面白いです。なぜならば、カードは回収されて、オフィスの壁に貼り付けられますので、カードを記入している状況が一目瞭然になります。
例えば、緑色が、極端に少なければ、管理職は、全然カードを書いていないことが、すぐにわかります。「管理職が部下を積極的に、ほめないとは、どういうことだ」ということになりますね。
これも、一つの見える化です。
2.カードの記入者にも報奨金
通常は、カードに「・・・ありがとう」と記入して渡すとなると、カードをもらった方が良いことをしたのだから、報奨金はカードをもらった社員に渡すべきと考えてしまいます。
しかし、実は、「ほめられる」と同じように「ほめる」、そして「感謝される」と同じように「感謝する」ことは、とても大切です。つまり、相手の良いところを見つけて、それを相手に伝えることになりますので、とても素晴らい対応といえます。管理職が部下に対して、カードを渡して具体的にほめることにより、長所を伸ばすことにもつながりますね。
今回のケースは、カードの記入者も報奨金を渡して、評価しており、こうした取り組みも、とても参考になります。









