
【概要】
ある住宅リフォーム会社では、内定式において運動会を実施しています。具体的には以下の通りです。
1.毎年10月に開かれる内定式では、社長をはじめ全社員がTシャツやジャージー姿で参加します。種目は、綱引きやドッヂボール、騎馬戦などです。
2.入社を控えた学生は、先輩社員らに交じり、汗を流します。非日常の空間では、本来の姿が出ますので。この運動会は社員と学生が互いを知るいい機会と位置付けています。
3.この運動会は、各部署から選ばれた「運動会準備隊」が数カ月もかけて準備します。
4.運動会を終えた日の晩は温泉につかり、宴会でさらに親交と理解を深める。その場で7~9月の第3四半期で実績を上げた成績優秀者をたたえる表彰式も開催します。
5.過去に運動会を取りやめた年と比べると、内定辞退者が激減しています。
【意見・感想・解説】
今回は、内定式における運動会に関して、取り上げました。
社内運動会は、時々見られますが、内定式における運動会というのは、珍しいのではないでしょうか。ただ、これは、とても良い制度です。
よく、お客様にいうことなのですが、人は感情で動きます。感情には、良い感情と悪い感情がありますので、人事労務管理においては、会社や組織、上司や同僚に対していかに良い感情をもってもらうかが、とても重要です。
そして、良い感情を生むためには、自分の存在が認められていることが、大事です。従って、ほめるということは、相手を認めることから生じますので、ほめることを習慣化することが、とても有効になります。
さて、今回の内定式における運動会ですが、これも、良い感情を生み出すきっかけになります。
なぜならば、運動会でがんばれば、自分の存在を先輩社員から認めてもらうことになります。何かの競技で、よい結果を出して、みんなでハイタッチすると気分がいいですよね。これも、ほめることと同じ効果です。
そうなれば、良い感情が芽生えるので、内定式の辞退率の減少に効果が出るのも頷けるものがあります。
必ずしも、運動会という手法にこだわる必要はありませんが、大切なことは、内定者が会社等に対して、良い感情を抱いてもらうことです。









