工業用ブラシメーカーの社員がZoomを活用し、本社・関東事業所・在宅勤務者をつないでオンライン・ラジオ体操を行う様子
工業用ブラシメーカーの社員が休憩時間にZoomで本社・関東事業所・在宅勤務者とつながり、オンライン・ラジオ体操で健康経営を推進する漫画
本社・関東事業所・在宅勤務中の社員をZoomでつなぎ、休憩時間にオンライン・ラジオ体操を実施。座りっぱなしのリフレッシュや社員同士の交流促進につながっています。

【概要】

ある工業用ブラシメーカーでは、このコロナ禍でオンライン会議システムを活用し、健康経営を推進しています。具体的には、次の内容が特徴的です。

1.休憩時間を使って「オンライン・ラジオ体操」を実施しています。本社・関東事業所・在宅勤務中の社員を、Zoomで結んで実施します。

2.長時間座りっぱなしのリフレッシュになります。また、「普段会話することのない社員と接点ができた」という声もあがっています。

【意見・感想・解説】

今回は、オンライン・ラジオ体操について取り上げました。休憩時間ですので、強制することはできませんが、ラジオ体操は、実にいいですね。

一人でテレビやパソコンの前でラジオ体操するより、皆で一緒に身体を動かすと、気持ちも引き締まって良い運動と気分転換になると思います。勿論このときは、ビデオ・オンですね。

テレワークが普及していますが、コミュニケーションは、とても大事です。そういう意味では、今回のオンライン・ラジオ体操は、とても参考になります。

この他にも、Zoomの機能を利用して、時々ブレイクアウトルームを使用したグループワーク、交流会等も行い、コミュニケーションの円滑化を図ることも有効です。

今回の事例を踏まえ、会社(社長)から社員へのメッセージおよび規程例を作成しました。ご参考ください。

会社から社員へのメッセージ例

社員の皆様へ

日頃より、それぞれの持ち場で力を尽くしていただき、心より感謝申し上げます。

本社、事業所、そして在宅勤務と、働く場所が多様になる中でも、皆様が責任感を持って業務に取り組み、会社を支えてくださっていることを、私たちは大変誇りに思っています。会社にとって最も大切な財産は、言うまでもなく社員の皆様一人ひとりです。

今回のオンライン・ラジオ体操の取り組みは、健康づくりのためだけではありません。長時間の業務による心身の負担を少しでも和らげ、気持ちよく働ける環境を整えること、そして普段なかなか顔を合わせることのない仲間同士がつながり、安心感や一体感を持てる職場をつくることも、大切な目的です。

実際に、皆で一緒に身体を動かすことで気分転換になった、普段会話する機会の少ない社員との接点が生まれた、という声もありました。こうした小さな積み重ねが、働きやすさや職場の温かさにつながっていくものと感じています。

会社は、社員の皆様に、ただ仕事をする場としてここにいていただくのではなく、安心して長く働き続けられる場所でありたいと考えています。そのためにも、健康への配慮、働きやすい環境づくり、コミュニケーションの活性化に、これからも真摯に取り組んでまいります。

オンライン・ラジオ体操をはじめ、交流の機会や職場環境の整備は、すべて社員の皆様を大切に思う気持ちから生まれるものです。参加は任意ではありますが、無理のない範囲で活用していただき、少しでも心身のリフレッシュや仲間とのつながりに役立てていただければ嬉しく思います。

これからも会社は、社員の皆様の声に耳を傾け、一人ひとりがいきいきと働き、将来にわたって安心して力を発揮できる職場づくりを進めてまいります。皆様が会社にとってかけがえのない存在であるという思いは、これからも変わることはありません。

今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

代表取締役社長〇〇〇〇

オンライン・ラジオ体操実施規程例

(目的)
第1条 本規程は、社員の健康保持増進、心身のリフレッシュ及び社内コミュニケーションの活性化を目的として実施するオンライン・ラジオ体操に関し、必要な事項を定めるものとする。

(適用範囲)
第2条 本規程は、本社、事業所及び在宅勤務中の社員その他会社が参加を認めた者に適用する。

(実施内容)
第3条 会社は、休憩時間を活用し、オンライン会議システムを用いてオンライン・ラジオ体操を実施する。
2.実施にあたっては、本社、関東事業所及び在宅勤務中の社員をZoomその他会社が指定する方法により接続するものとする。
3.実施回数、実施時間及び運営方法は、会社が別途定める。

(参加の任意性)
第4条 オンライン・ラジオ体操への参加は任意とし、会社は社員に対して参加を強制しない。
2.社員が不参加であることのみを理由として、不利益な取扱いを行わない。

(期待される効果)
第5条 オンライン・ラジオ体操は、長時間の座位姿勢による心身の負担軽減、業務中の気分転換及び社員相互の交流促進に資するものとする。
2.会社は、オンライン・ラジオ体操を通じて、普段接点の少ない社員同士のコミュニケーション機会の創出に努めるものとする。

(参加時の遵守事項)
第6条 社員は、オンライン・ラジオ体操への参加にあたり、次の事項を遵守しなければならない。
1.自己の健康状態を確認し、体調不良その他参加が適当でない場合は参加を控えること。
2.安全に運動できる場所を確保し、転倒、衝突その他の事故防止に努めること。
3.会社又は進行担当者の案内に従い、円滑な運営に協力すること。
4.他の参加者に不快感を与える言動を行わないこと。
5.会社が指定する場合には、原則としてビデオをオンにし、相互の一体感及び円滑な実施に協力すること。
6.通信環境その他の事情により参加が困難な場合は、無理に参加しないこと。

(個人情報及びプライバシーへの配慮)
第7条 会社及び社員は、オンライン・ラジオ体操の実施にあたり、参加者の肖像、居住空間その他のプライバシーに十分配慮しなければならない。
2.会社は、オンライン・ラジオ体操の映像又は画像を録画、録音、撮影又は第三者に提供する場合には、あらかじめ必要な範囲で本人の同意を得るものとする。

(運営担当部門)
第8条 オンライン・ラジオ体操の運営担当部門は、総務部その他会社が指定する部門とする。
2.運営担当部門は、実施案内、参加方法の周知、進行管理その他必要な運営を行うものとする。

(社内手続き)
第9条 オンライン・ラジオ体操を新たに実施し、又は実施内容を変更しようとするときは、運営担当部門が実施目的、対象者、実施時間、使用するシステム、安全配慮事項その他必要事項を記載した実施案を作成し、会社の承認を得るものとする。
2.運営担当部門は、実施が決定したときは、対象社員に対し、実施日時、参加方法、任意参加である旨及び参加時の注意事項を事前に周知するものとする。
3.参加者から運営上の意見、要望又は配慮の申出があった場合は、運営担当部門が必要に応じて内容を確認し、改善を検討するものとする。
4.実施中に事故、体調不良、通信障害その他の問題が生じた場合は、参加者又は進行担当者は速やかに運営担当部門へ報告するものとする。

(関連施策)
第10条 会社は、社員間のコミュニケーション円滑化を図るため、オンライン・ラジオ体操のほか、オンライン交流会、グループワーク、ブレイクアウトルームの活用その他の施策を実施することができる。

(附則)
第11条 本規程は、令和◯年◯月◯日より施行する。

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代表社員 坂本直紀の紹介

坂本 直紀(さかもと なおき)
人事コンサルタント/特定社会保険労務士/中小企業診断士
坂本直紀 社会保険労務士法人 代表社員

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