
【概要】
あるスーパーマーケットチェーンでは、スマートフォンなどのIT機器を社員に貸与し、業務効率化を図っています。具体的には、次の内容が特徴的です。
1.スマホは本社勤務の正社員および各店舗の店長に貸与します。一方、モバイルPCについては、外に出る機会の多いバイヤーなどの社員500人に持たせています。
2.スマホのテザリング機能を活用することで簡単にネット接続が可能となり、外出先でも在社時と同様に働くことが出来ます。このため、育児と仕事の両立なども行い易い面があります。
3.連絡用アプリのLINE WORKSも導入し、店舗間のやり取りをスムーズかつ活発に行えるようにしました。
4.就業時間外には、会社から貸与されているIT機器を使わないことを徹底します。
【意見・感想・解説】
今回は、モバイルを中心としたIT機器の貸し出しによる、業務効率化に関する取り組みを取り上げました。
長時間労働の是正が厳格化されるなか、業務効率化を図ることは必要不可欠です。ですので、今回のようなIT機器の積極活用は今後、ますますの拡がっていくと思われます。育児、介護の両立を図る観点からテレワークが注目されていますが、モバイル機器は自宅や外出先で、大いに活躍してくれる存在といえます。
一方、「時間外や休日の利用制限」という企業側の規制も参考になります。長時間労働是正のためのIT機器貸与にもかかわらず、従業員が規定外の時間に多用し、その結果、残業や休日労働が増えてしまうと、本末転倒になるためです。このように、社外での業務利用という「自由度」と、規定時間外の「制限」という両軸をセットにした体制を敷くことが、重要になります。









