
【概要】
都内のエステ店で働く、女性エステティシャン7人が「残業代が払われない」として、計約1600万円の支払いを求めました。具体的には、次の内容が特徴的です。
1.女性たちは過酷な労働状況を改善するため、外部の労働組合に入って、会社との交渉を試みました。しかし、会社側は「固定残業代制度だ」などとして支払いに応じず、裁判に至りました。
2.代表取締役は女性たちに向かって、「会社の法律は俺だと思ってるから」と話していました。
3.エステ店は都内に2店舗あり、昨年末には品川労基署から、今年は渋谷労基署から、労働基準法違反(残業代不払い)などで是正勧告を出されています。
【意見・感想・解説】
今回は、残業代未払いについて、取り上げました。
こうした問題は後を絶ちません。「会社の法律は俺」といっている時点で、コンプライアンス意識に欠けているといえます。
そもそも固定残業代を支払っているからといって残業代を払わなくてもよいということではありません。固定残業代で定めている残業時間を超過すれば差額支給することになります。
また、労働者には、固定残業代については給与規程、雇用契約書、給与明細等で明確にしておく必要があります。固定残業代は、リスクがありますので、積極的にはお勧めしませんが、実施するとなれば、慎重に対応する必要があります。









