残業代約760万円の不払いをめぐり、食品卸売業者と代表取締役が那覇労働基準監督署に書類送検されたことを示すイラスト
那覇労働基準監督署が、残業代不払いを是正しない食品卸売業者に対し、未払い総額約760万円で書類送検を告げる漫画風イラスト
複数回の監督指導にもかかわらず、時間外手当の不払いを是正しなかった食品卸売業の会社と代表取締役が書類送検されました。

【概要】

沖縄・那覇労働基準監督署は、ある食品卸売業の会社と代表取締役を書類送検しました。具体的には、次の内容が特徴的です。

1.労基署が監督指導に入り、複数回にわたり指導してきました。これに対して、会社は是正することを説明してきました。

2.是正内容として、時間外手当不払い分いついて分割払いで支払うとしてきましたが、実際には不払い分を一切支払っていませんでした。
不払い金額の合計は、約760万円です。

3.こうしたこともあり、労基署は書類送検の処分に踏み切りました。

【意見・感想・解説】

今回は、虚偽報告により、書類送検に踏み切った事件を取り上げました。

書類送検に関する内容は、これまでも、取り上げてきましたが、本当に多いです。場合によっては、逮捕もあります。

どの事件にも共通しているのは、労基署の指導に誠実に対応していないことです。すなわち、虚偽報告したり、無視したりすることです。そうなると、労基署の監督官も立場上、無視するわけにはいきません。今回のように書類送検等の処分につながります。

当たり前の話ですが、会社や社長が法違反で書類送検されたことを取引先が聞くと、間違いなく取引に悪影響が生じます。一つ間違えると、倒産にもつながるかもしれません。

労基署の調査が入ったときは、誠実に対応し、もし、是正すべきことがあれば、速やかに是正することが鉄則です。決して、虚偽報告や無視はいけません。ご注意ください。