鉄道会社の未払い残業代約20億円が発覚し、駅員と社員が書類や資料を確認して驚いているイラスト
鉄道会社の未払い残業代19億9,000万円問題について、社員と駅員が是正勧告や勤務管理の見直しを話し合う漫画イラスト
大阪労働局の是正勧告を受け、鉄道会社が従業員1万4,200人に総額19億9,000万円の未払い残業代を支払うと発表しました。

【概要】

ある鉄道会社では先日、従業員1万4,200人に「総額19億9,000万円の残業代を支払う」と発表しました。具体的には、次の内容が特徴的です。

1.この鉄道会社では、大阪労働局から是正勧告と指導を受けました。

2.本社、支社および現場の内勤社員1万7,700人を調査したところ、今回の未払い分が判明しました。

【意見・感想・解説】

今回は、未払い残業代について取り上げました。

それにしても約20億円とは、すごい金額ですね。大企業でなければ、こうした対応は難しい面があると感じました。

今回は、労働局の是正勧告がきっかけのようです。企業内で早めに問題を解決するとともに、迅速に管轄の役所へ是正報告を行う。今回のような迅速かつ適切な対応は見習う面があります。後手に回ると、最悪、書類送検や逮捕などの事態を招くことにもつながりかねません。

割増賃金の未払いは原則として「遡及払い」につながりますので、場合によっては、多額の支払いを余儀なくされることもあります。

まずは自社の「賃金規程」を確認し、現状の割増賃金支払いが適切になされているかどうか、確認してみるとよいでしょう。