大学教授が研究室の教員に長時間の叱責や雑務命令を繰り返し、パワハラで停職処分となった問題を表すイラスト
大学教授が研究室教員3人に長時間のミーティングで詰問や叱責を繰り返し、雑務命令や処分の遅れによって教員が休職・退職に追い込まれたパワハラ問題を描いた漫画
研究室所属の教員3人に対し、男性教授が連日長時間のミーティングで詰問や叱責を繰り返し、樹木撤去や害虫駆除も命じたとされる大学のパワハラ問題。

【概要】

ある大学は5日、研究室所属の教員3人にパワハラを繰り返した男性教授を停職3カ月の懲戒処分にしたと発表しました。具体的には、次の内容が特徴的です。

1.大学によりますと、男性教授は2012年4月から翌年10月にかけ、連日長時間のミーティングで3人に詰問やしっせきを繰り返しました。また、建物周辺で樹木の撤去や害虫の駆除を命じました。

2.3人は心身の不調を訴えて病気休職しました。そして、15年3月までに全員が退職した。

3.3人は13年11月にハラスメントの申し立てをしましたが、処分の決定まで大学当局は2年以上を要していました。

【意見・感想・解説】

今回は、大学でのパワハラに関して取り上げました。

まず、パワハラに関しては、通常繰り返されます。半年間も連日、長時間、詰問や叱責を繰り返されてはさすがにたまったものではありません。そして、パワハラが繰り返されると、今回のようにメンタル不調となり、休職、そして退職の流れになっても不思議ではありません。

また、今回のケースは、ハラスメントの申し立てがあってから、2年も月日を要していることも、大変問題です。パワハラ対策の基本は、相談があった場合は、迅速に対応することです。このように対応に時間がかかっては、前述のようにパワハラが繰り返されてしまいます。

今回は、休職 → 退職の流れでしたが、一つ間違えると自殺という悲しいことにもつながるリスクがあります。このようなことが、二度と生じないように再発防止に努めていただきたいと思います。