平成25年度の神奈川県労働相談でパワハラ相談が増加傾向にあることを示す、相談員と悩む男女のイラスト
平成25年度の神奈川県労働相談で相談件数12,302件、女性相談6,759件、パワハラ相談1,417件などの増加傾向を解説する漫画風イラスト
神奈川県の平成25年度労働相談では、相談件数が12,302件に増加し、女性からの相談が男性を上回りました。特にパワハラ相談は1,417件と大幅に増えています。

【概要】

神奈川県では、労働センター及び支所における平成25年度の労働相談の概況をとりまとめました。具体的には、次の内容が特徴的です。

1.相談件数は12,302件で、前年度比94件、0.8%増加しました。

2.男女別では、女性からの相談は6,759件(前年度比625件、10.2%増)、男性からの相談は5,543件(前年度比△531件、8.7%減)でした。女性からの相談件数は過去最多で、昨年に引き続き男性を上回りました。

3.相談内容では、「労働契約の終了(解雇・雇止め・退職)」(3,361件)、「職場の人間関係」(2,638件)、「労働時間」(2,322件)が上位3項目でした。

4.パワハラ、セクハラ等を含む「職場の人間関係」に関する相談件数は、前年度比132件、5.3%増の2,638件でした。「パワハラ」に関する相談件数は、前年度比235件、19.9%増の1,417件で、平成21年度(406件)と比べ、約3.5倍と大幅に増加している。

【意見・感想・解説】

今回は、神奈川の労働相談の概況について取り上げました。まず、女性からの相談がものすごい伸びています。

女性に対する会社側の対応に問題があるのか、女性の権利意識が高まってきたからなのか、原因はわかりませんが、前年度比625件
10.2%増は、とても気になる結果です。会社側としては、女性社員の労務管理上問題ないか、今一度確認してみるとよいでしょう。

さて、パワハラについては、相談件数が増加傾向です。平成21年度と比べ、約3.5倍と大幅に増加しており、もはや、パワハラ対策は企業において避けては通れないところでしょう。

パワハラに関する相談を日頃、受けていて感じることは、職場内のコミュニケーションがうまくいっていないことが大きな要因の一つではないかと思います。

パワハラとは、相手の人格や尊厳を侵害する言動を行うことにより、その人や周囲の人に身体的・精神的な苦痛を与え、その就業環境を悪化させること ですので、これと逆のことが普段から職場内で、行われていれば、未然防止につながります。

例えば、コミュニケーションの一つとして、ほめることを、社内で積極的に実施してみてはいかがでしょうか。「ほめる」ことは、相手を認める行為であり、ほめられれば、たいていは嬉しくなりますから、気分もよくなります。

まさにパワハラとは逆です。是非、社内でほめる化に取り組んでください。