
【概要】
約1年前の事件になりますが、ある大手電機メーカーの子会社の新卒内定者が、入社2か月前に自殺を図りました。具体的には、次の内容が特徴的です。
1.会社は研修の一環として、新卒内定者を専用のSNSに登録させていました。
2.人事課長は内定者に、毎日SNSにログインさせ、自分の書き込みに対する返信を強要していました。
3.返信をしない学生に対しては、 「研修では極限に追い込み、勝たなければくず扱いします」などの書き込みをしていたことが判りました。一方、自殺した内定者に対しても「研修は血みどろになる」とコメント投稿していました。
【意見・感想・解説】
今回は、新卒内定者に対するパワハラが原因で、自殺者が出た事件を取り上げました。
再三、メルマガでお伝えしていることですが、パワハラは一つ間違えたら、今回のように「自殺」という最悪の事態を引き起こすリスクがあります。そのことを、しっかり念頭に入れておく必要があります。
そして、パワハラは力関係が影響してきます。今回は、人事課長と内定者との間ですので、力関係は明白です。そもそも、パワハラ発生を予防する立場である人事課長がこのようなことを行うことは、決してあってはならないことです。
猛省するとともに、再発防止に取り組んでいただきたいと思います。
⚠ 緊急時は 119(救急)/110(警察)
いのちの電話 0570-783-556(24h)
#いのちSOS 0120-061-338(24h・無料)
よりそいホットライン 0120-279-338(24h・多言語)
ハラスメント対策研修のご案内
パワーハラスメントは、職場で働く従業員だけでなく、採用内定者や研修参加者など、企業と関わるさまざまな立場の人に深刻な影響を与える可能性があります。
特に、指導や育成の名のもとに、相手を過度に追い込む言動、人格を否定する発言、精神的な負荷を与える対応は、取り返しのつかない事態につながるおそれがあります。
管理職や人事担当者には、業務指導とハラスメントの違いを正しく理解し、相手の立場や心理的負担に配慮した対応が求められます。また、ハラスメントを未然に防ぐためには、個人の意識だけでなく、組織としての教育・ルール整備・相談体制の構築が重要です。
坂本直紀の研修では、パワーハラスメントをはじめとした各種ハラスメントの基礎知識、具体的な事例、管理職として注意すべき言動、相談対応時の留意点などをわかりやすく解説します。
ハラスメントのない職場づくりを進めるために、ぜひハラスメント対策研修の実施をご検討ください。
ハラスメント対策研修例(管理職向け)
(1)ハラスメントによるリスク
(2)セクシュアルハラスメントとは
(3)パワーハラスメントとは
(4)妊娠、出産、育児休業等のハラスメントとは
(5)カスタマーハラスメントとは
(6)ハラスメントと労災
(7)ハラスメントをしないために
(8)怒りの感情コントロール
(9)適切な指導
(10)相談対応上の留意点
(11)ハラスメントを受けた場合
(12)ハラスメント防止規程解説
(13)職場内コミュニケーション
(14)グループワーク
(15)まとめ
一緒にハラスメントのない職場づくりを目指しましょう。
研修講師:坂本直紀の紹介
坂本 直紀(さかもと なおき)
人事コンサルタント/特定社会保険労務士/中小企業診断士
坂本直紀 社会保険労務士法人 代表社員
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