
今回も、ある製造業の特徴ある制度を紹介したいと思います。番号は前回からの続き番号です。
<前回の内容>
1.徹底したケチケチぶり
2.労働時間は短く、休日は多い
<今回の内容>
3.考え続けての差別化
この会社では、毎日1、2個は新製品が誕生しています。そして、その結果、シェアトップのスライドボックスを85種類も作っています。
例えば、取り付け穴が2個しかなかったものを4個に改良するなど、常に何かしらの改良で新商品が生まれ続けています。
社内の様々な箇所に「常に考える」という標語が掲げられています。そして「考え抜く」ための社内制度の改善提案は、全て1件500円で買い取りを行い、毎年1万件近く集まっています。
4.社員を徹底的に大事に
社員は780人いますが、派遣社員やパートはおらず、全員が正社員です。育児休業は3年まで取得可能で定年は70歳です。給料は地元・岐阜県庁と同等の高水準となっています。
社員同士のサークル活動も盛んで、サークル活動に会社から月1万円が支給されています。
また、5年に1度の社員旅行があります。全額会社負担です。大震災のときは、社員から「旅費を義援金に充てるべきではないか」という声が出たこともあり、旅行の中止と寄付(1億円)にしました。
【意見・感想・解説】
一見、変わった会社のように感じますが、極めて合理的な経営を行っているといえます。
まずは、「利益=売上-費用」ですので、利益を拡大する上でコストダウンの推進は当たり前です。コストダウンを徹底している好事例といえるでしょう。
また、会社の経営資源の中で、最も重要なのが「ヒト」です。社員のモチベーションを高めなくては、経営はうまくいきません。
社員のモチベーション向上を図るために、労働条件(給料、休日、労働時間)で配慮しつつ、改善提案というボトムアップを通じて商品開発にいかしています。とても参考になる事例です。









