
【概要】
前回までは、業務に集中する時間の設定とノー残業をうまく連携させて取り組むことで、生産性を向上させることについて解説しました。今回からは、仕事術に関する内容について、より具体的に説明していきます。
今回のテーマは、「段取り力」です。
そもそも、段取りの「段」は段階の「段」から来ています。そして、「段取る」とは、全体が例えば10段階に分かれている場合、今は2段階、5段階のように到達レベルがいえることです。
つまり、段になっていることで一つひとつ質的な違いを見せており、質の違う活動をしっかりと振り分けることができるのが段取りになります。
すなわち、「段取り力」とは、 質的に違うものをきっちり振り分け、どこで活動の質が変化するのかを見抜く力のことをいいます。
(参考書籍:「段取り力」齋藤孝 筑摩書房 P147)
ここで、資格試験を例にして解説しましょう。
例:資格試験(マークシート:60分)
Aさん:何も考えずに、第一問から順番に解いていきます。そうなりますと、時間が足りなくなり、平易な問題を解けなくなってしまいます。その結果、合格点に届かないリスクが生じます。
Bさん:以下の流れで試験に対応します。
1.最初に名前等を書いて、問題全体をチェック 5分まで
2.わかる問題から解く、わからないものは△にして後回し。1回転目は、20分まで
3.わからない問題に着手、最終的には40分までと決める。
4.全体チェック、ケアレスミスがないかチェック 45分まで
5.マークする 50分まで
6.最終確認 55分まで
7.予備 終了まで
このように決めてしまえば、基本的には慌てずに対応することができますね。また、このBさんのパターンを自己流にカスタマイズ(入れ替え等)することも段取り力といえます。
次回は、ビジネスにおける段取り力について解説します。
お楽しみにしていて下さい。









