
【概要】
社員のモチベーションを向上させるには、どうすればよいか。この点は、経営者、人事担当者にとって、とても悩ましい問題です。
といいますのは、会社の売上が順調な時は、昇給、賞与という金銭的なインセンティブがありますので、社員の士気は高いが、思う様に業績が上がらないときは、こうしたインセンティブを付与できない。従って、常に社員のモチベ-ションの向上を図ることは難しいと考えるかもしれません。
ただ、ここで、理解していただきたいのは、社員は感情で動くということです。これは、とても大切なことです。
そして、社員の会社に対する良い感情は、必ずしも金銭的なインセンティブに限られないということです。
考えてみるとわかるのですが、非常に給料が高い外資系企業でも、他の企業に転職する社員もいます。また、労働判例をみても、大企業で人事トラブルが生じているケースも決して珍しくありません。また、メンタルヘルス問題が生じていることもあります。
従って、金銭的報酬だけ良ければ、社員のモチベーションが向上するわけではありません。
意識しなければならないのは、金銭的報酬と非金銭的報酬をバランスよく付与し、会社が社員を大切にしているというメッセージを出すことです。
非金銭的報酬の一例としては、「経営者と社員との対話の機会を増やす」「育児を行う社員向けに複数の短時間勤務制度を設ける」、「社員の家族の見学会を実施する」等、いろいろな制度があげられます。
「社員が会社を好きになる」、「社員が会社のことを自慢したくなる」、その結果、「会社が強くなる」というサイクルを生み出すことが、今、会社に求められています。
次回からは、具体的な社員モチベーション向上策について解説します。









