食品会社の社員が社内報を活用し、部署紹介や新入社員紹介、マネジメントコラムを通じて社内コミュニケーションを円滑化している様子
食品会社の社員が毎月の社内報を読みながら、新商品情報や部署紹介、新入社員紹介、マネジメントコラムを通じて社内コミュニケーションを深めている漫画風イラスト
営業部の新商品・売れ筋情報、開発部の商品開発の方向性、新入社員紹介や管理職向けコラムを掲載し、社内の情報共有とコミュニケーション活性化を図る様子。

【概要】

ある食品会社では、社内報でコミュニケーション円滑化を図る取り組みを行っています。具体的には、次の内容が特徴的です。

1.社内報を、毎月1回発行しています。各部署が注力している業務内容について、各部署の社員が紹介するようにしています。次のような感じです。

営業部:「新商品の紹介や商品の売れ筋、消費者の声」
開発部:「現在取り組んでいる、新商品の方向性」

2.新入社員の紹介や、コラム欄も充実を図っています。

コラムでは、「部下との接し方についてのヒント」など、マネジメント手法のワンポイントアドバイスを掲載しています。
これにより、管理職が、部下とのコミュニケーションの取り方を学んでいます。

【意見・感想・解説】

今回は、社内報でコミュニケーションの円滑化を図る企業の取り組みを紹介しました。

以前私が勤務していた会社でも、社内報がありました。毎月、社内報を楽しみにしていて、他の部署の人の個性が伝わって、とても面白かったことを記憶しています。

ですので、今回も同じような好ましい取り組みで、好感が持てます。

配信方法ですが、紙媒体の配布か、社内にイントラに掲載するかで意見が分かれるところです。紙媒体の方がレイアウト的に読みやすいと思いますが、社内報には新入社員紹介などの個人情報も掲載されていることもあるので、今の時代は、社内イントラで社外秘扱いにする方がいいかもしれないですね。とても参考になります。

今回の事例を踏まえ、会社(社長)から社員へのメッセージおよび規程例を作成しました。ご参考ください。

会社から社員へのメッセージ例

社員の皆様へ

いつも日々の業務に真摯に取り組み、会社を支えてくださっていることに、心より感謝申し上げます。

当社では、毎月発行している社内報を通じて、営業や開発をはじめとした各部署の取り組み、新入社員の紹介、そしてマネジメントのヒントなど、さまざまな情報を共有しています。これは単に情報を伝えるためだけではなく、社員同士が互いの仕事や考え方を知り、理解し合い、安心して働ける職場づくりにつなげていくための大切な取り組みです。

会社にとって、最も大切な存在は社員の皆様です。皆様一人ひとりの努力や工夫、仲間を思いやる気持ちが、会社の成長を支えています。だからこそ当社は、社員の皆様が孤立することなく、互いに声をかけ合い、学び合い、前向きに働き続けられる環境を整えていきたいと考えています。

社内報を通じて、他部署の仕事内容や新しい挑戦を知ることは、日々の業務への理解を深めるだけでなく、仲間への信頼や一体感を育むきっかけにもなります。また、新入社員の紹介やマネジメントに役立つ情報の発信は、誰もが安心して職場に馴染み、成長できる職場づくりに役立つものと考えています。

当社は、社員の皆様に「この会社で働き続けてよかった」と感じていただける会社でありたいと願っています。そのために、これからもコミュニケーションを大切にし、働きやすく、温かく、互いを尊重し合える職場環境づくりに力を尽くしてまいります。

皆様の毎日の積み重ねに、改めて深く感謝するとともに、今後も安心して長く活躍していただける会社を目指して、共に歩んでいきたいと思います。

代表取締役社長〇〇〇〇

社内報発行制度規程例

(目的)
第1条 本規程は、社内報の発行に関し必要な事項を定め、社員相互の理解促進、社内コミュニケーションの円滑化および組織力の向上を図ることを目的とする。

(適用範囲)
第2条 本規程は、当社に勤務するすべての役員および社員に適用する。

(社内報の発行)
第3条 当社は、社内報を毎月1回発行する。
2.社内報は、紙媒体または社内イントラネットその他会社が指定する方法により配信または配布するものとする。

(掲載内容)
第4条 社内報には、次の各号に掲げる内容を掲載する。
1.各部署が注力している業務内容の紹介
2.営業部における新商品の紹介、商品の売れ筋および消費者の声に関する情報
3.開発部における現在取り組んでいる新商品の方向性に関する情報
4.新入社員の紹介
5.管理職育成および部下との接し方等に関するマネジメント手法のワンポイントアドバイス
6.その他会社が必要と認める事項

(原稿作成および提出)
第5条 各部署は、会社の指定に従い、社内報掲載用の原稿を作成し、所定の期日までに提出しなければならない。
2.各部署の掲載内容は、社員が自部署の業務内容を理解しやすいよう、簡潔かつ正確に記載するものとする。

(編集管理)
第6条 社内報の編集、取りまとめおよび発行管理は、会社が指定する担当部門が行う。
2.担当部門は、提出された原稿について、表現、分量、掲載順その他必要な調整を行うことができる。

(社内手続き)
第7条 社内報に記事、写真その他の情報を掲載する場合は、各部署の責任者の確認を経たうえで、担当部門に提出しなければならない。
2.新入社員紹介その他個人に関する情報を掲載する場合は、本人の同意を得たうえで手続きを行うものとする。
3.担当部門は、掲載内容について必要に応じて関係部署と協議し、承認手続きを経て発行するものとする。

(個人情報および機密情報の取扱い)
第8条 社内報の作成および発行にあたっては、個人情報保護および機密保持に十分配慮しなければならない。
2.新入社員紹介等に個人情報を掲載する場合は、業務上必要な範囲に限るものとする。
3.社内イントラネットに掲載する場合は、社外秘として適切に管理し、会社の許可なく社外へ開示してはならない。

(利用上の留意事項)
第9条 社員は、社内報を通じて得た情報を、会社の業務運営および社内コミュニケーションの向上のために適切に活用するものとする。
2.社員は、社内報に掲載された情報を無断で複製し、または社外へ漏えいしてはならない。

(補則)
第10条 本規程に定めのない事項については、会社が別に定めるところによる。

(附則)
第11条 本規程は、令和◯年◯月◯日より施行する。

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社内報の発行は、部署ごとの取り組みや新入社員の紹介、マネジメントのヒントなどを共有することで、社内コミュニケーションの活性化に役立つ有意義な取り組みです。一方で、掲載内容の適切性や個人情報への配慮、社内ルールとの整合性など、人事労務の観点から注意すべき点もあります。

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また、社員同士の理解促進や安心して働ける職場環境づくりは、優秀な人材の確保及び定着にもつながります。働きやすい職場づくりを進めたい企業様にとって、人事労務面から継続的に支援を受けられる顧問契約は、大きな力になります。

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代表社員 坂本直紀の紹介

坂本 直紀(さかもと なおき)
人事コンサルタント/特定社会保険労務士/中小企業診断士
坂本直紀 社会保険労務士法人 代表社員

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