2012年大阪府の労働相談で職場のいじめ相談が前年度比3割増となり、上司から叱責を受け悩む女性と相談対応の様子を描いたイラスト
大阪府の平成23年度労働相談で、職場のいじめ相談が928件・前年度比3割増となったことを会話形式で解説する漫画イラスト
平成23年度の大阪府労働相談では、全体件数は減少した一方で、職場のいじめ相談が928件に増加し、過去5年で最多となりました。

【概要】

大阪府は、平成23年度の労働相談報告・事例集をまとめました。具体的には以下のとおりです。

1.相談件数は12,493件と昨年度に比べて5.7%減少しました。

2.相談内容では、「解雇・退職勧奨」が1,781件、「労働契約」が1,269件、「賃金未払」が1,008件、「職場のいじめ」が928件でした。

3.職場のいじめに関する相談は、前年度比3割増の928件に達しており、これは、過去5年間で最も多い結果です。

4.使用者や上司からのいじめが、85.9%と大半を占めていました。

【意見・感想・解説】

今回は、大阪の労働相談について取り上げました。職場のいじめが、増加傾向になることが特徴的です。

こうした職場のいじめ、いわゆるパワハラについては、全国的に深刻な問題となっています。

さて、パワハラは、それが継続すればメンタルヘルス不調ということにつながります。一歩間違えれば、パワハラ→メンタルヘルス不調→自殺という流れになりかねませんので、注意が必要です。

また、加害者は刑法上、民事上の責任を負うことにつながります。会社としても、安全配慮義務違反等により、民事上の責任を負うことにつながります。会社のイメージも悪影響が出てきます。

このように、パワハラは、何一つ良いことはありません。パワハラをなくすことは、人事労務管理上、とても重要なことです。