鋼管製造会社で若手社員が社内講師として、鋼管加工の理論を後輩社員に教える研修風景
鋼管製造会社で入社6、7年目の若手技術員が社内講師となり、理論研修で作業の仕組みを後輩社員に説明している漫画
入社6、7年目の若手技術員が講師となり、鋼管加工の作業がなぜその結果につながるのかを理論から教える社内研修の様子。

【概要】

ある鋼管製造会社におきましては、社内講師に若手社員を抜擢しています。具体的には、次の内容が特徴的です。

1.理論研修という研修を行っています。講師は、入社6、7年目の若手技術員です。

2.講義の内容は、なぜ、こうのような作業をすると、こうなるのか等の理論を教えます。

3.講義に際しては、事前に外部講師による教え方を学ぶ「トレーナー研修」や模擬講義を実施しています。

【意見・感想・解説】

今回は、若手社員が社内講師を担当する事例を紹介しました。とても素晴らしい取り組みです。

まず、私自身、以前は受験機関で中小企業診断士の講師をしており、また、現在もセミナーや社員研修を行っており、実感しているのですが、講師として人前で話をすることは、結構、大変です。資料の事前準備や、また当日、貴重な時間をいただいて、私の講義を聞いてくれるのですから、参加者には満足してもらわなければならないからです。

ただ、一方で、講師をすることにより、間違いなく自分自身のスキルは高まります。なぜならば、人に理解してもらうためには、話し手自身が理解していなければなりませんから、かなり真剣に勉強して知識を吸収することになるからです。

従って、今回のケースは、会社が若手社員にとって、良い成長の機会を付与しているといえます。

また、会社としても、トレーナ―講習等を通じて、バックアップしていることも好感が持てます。とても参考になります。