
【概要】
ある百貨店大手では、月給制契約社員を全員無期雇用化すると発表しました。具体的には、次の内容が特徴的です。
1.これまでは、1年契約の有期雇用契約社員として採用していました。そして、勤続4年目から無期雇用に転換させていました。
2.来年4月からは、今いる月給制契約社員を全員無期雇用化します。
3.この月給制契約社員は、全従業員12,000人のうち約2,300人となっています。
【意見・感想・解説】
今回は、契約社員の無期雇用転換に関する内容を取り上げました。改正労働契約法による、「無期労働契約への転換」が迫ってきました。この「無期労働契約への転換」とは、有期労働契約が反復更新されて通算5年を超えたときは、労働者の申込みにより、期間の定めのない労働契約(無期労働契約)に転換できるルールです。平成25年4月1日に施行されていることから、そこから5年後の平成30年4月1日に、この無期転換への移行がクローズアップされることになると思われます。
このような状況下の中で、法律に先行するかたちで積極的に無期転換を行う企業が多く出てきました。現在は、多くの企業で人手不足となっており、採用面での魅力を高めるために有期雇用ではなく無期雇用として採用するものです。やはり、求職者にとっては、有期雇用よりは無期雇用の方が安定していて、魅力的だと思います。
今後は、今回の事例のように、大手企業を中心に正社員のような無期雇用での採用は、多く出てくるでしょう。言い換えれば、これまで有期雇用を前提に採用していた企業は採用戦略の見直しが迫られるかもしれません。今後の動向が注目されます。









