社内ジャンボ宝くじの当選券を手に喜ぶ食品製造会社の社員たち
食品製造会社で年末に勤務年数分の社内ジャンボ宝くじを受け取る社員たち
年末に勤務年数と同じ枚数のくじを配布し、一等100万円や二等50万円の当選チャンスを用意する社内ジャンボ宝くじの仕組みを紹介します。

【概要】

ある食料品の製造会社では、「社内ジャンボ宝くじ」を実施しています。具体的には、次の内容が特徴的です。

1.年末に、社員の勤務年数と同じだけくじを用意します。

2.会社が費用を毎年1,500万円を使っています。一等100万5本、二等50万10本などのチャンスがあります。

【意見・感想・解説】

今回は、社内ジャンボ宝くじを取り上げました。

これは、年末はドキドキですね。年末ですので、通常のボーナスにさらに、大きな金額が上乗せされるチャンスです。

勤続年数が長いとくじが多くもらえてチャンスが拡大するのも特徴的です。年功的な面もありますが、会社への長年の貢献を考慮して、こうした取り扱いにしたものと思われます。

様々な社内イベントがありますが、ここまで大盤振る舞いなイベントは珍しいと思います。

また、1等100万円が当たったら、皆さん、どんな使い方をされるのか興味があります。職場の管理職が当たったら、懇親会など何らかのかたちで、日頃の部下の頑張りについてねぎらうかもしれませんね。

今回の事例を踏まえ、会社(社長)から社員へのメッセージおよび規程例を作成しました。ご参考ください。

会社から社員へのメッセージ例

社員の皆様へ

日頃より、会社の成長と発展にご尽力いただき、心より感謝申し上げます。

このたび導入した「社内ジャンボ宝くじ制度」は、皆さんの日々の努力と、長年にわたる貢献への感謝の気持ちを形にしたものです。社員一人ひとりの頑張りがあってこそ、私たちの会社は成り立っています。

勤続年数に応じてチャンスが広がるこの制度は、「長く働くことが報われる会社でありたい」という思いから生まれました。単なる福利厚生にとどまらず、皆さんの毎日の活力につながればと願っております。

私たちは、社員の皆さんを大切な仲間として迎え入れ、その人生にも寄り添える会社でありたいと考えています。これからも、共に笑顔で働ける職場づくりに努めてまいります。

皆さんにとって、今年の年末がワクワクするひとときとなりますように。

代表取締役社長〇〇〇〇

社内ジャンボ宝くじ制度規程例

(目的)
第1条 本規程は、社員の勤続年数に応じた福利厚生の一環として「社内ジャンボ宝くじ制度」(以下「本制度」という)を実施することにより、社員のモチベーション向上および長期的な勤続意欲の醸成を図ることを目的とする。

(実施時期)
第2条 本制度による抽選は、毎年年末に実施する。

(宝くじの配布)
第3条 宝くじの配布は以下の通りとする。
1.宝くじは、社員の勤続年数に応じて支給する。
2.勤続1年につき1枚を基準とし、当該年の12月1日時点における勤続年数をもって枚数を決定する。
3.勤続0.5年未満の社員には配布しない。

(抽選および賞金)
第4条 抽選および賞金の内容は以下のとおりとする。
1.会社は、毎年最大1,500万円の予算をもって賞金を準備する。
2.賞金の内訳は以下のとおりとする。
・一等:100万円(5本)
・二等:50万円(10本)
・三等以下については別途定める。
3.抽選は、公正を期すため総務部が責任をもって実施し、その結果は社内掲示板等を通じて周知する。

(賞金の支給方法)
第5条 当選者への賞金は、給与とは別に、年末の最終給与支給日または別途指定する日に支給する。

(不正防止)
第6条 本制度における不正行為(くじの不正取得・譲渡・改ざん等)が判明した場合、当該社員の当選は無効とし、懲戒処分の対象とする。

(制度の見直し)
第7条 本制度は、会社の経営状況、社員数の変動等を勘案し、必要に応じて見直すことがある。

(社内手続き)
第8条 本制度の運用に関する詳細は、総務部が別途定める「運用マニュアル」によるものとする。
2.毎年のくじ配布対象者リストは、12月1日時点の勤続年数をもとに人事部が作成し、総務部に提出する。
3.当選結果の発表および賞金支給手続きは、総務部が一括して実施する。

(附則)
第9条 本規程は、令和◯年◯月◯日より施行する。

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代表社員 坂本直紀の紹介

坂本 直紀(さかもと なおき)
人事コンサルタント/特定社会保険労務士/中小企業診断士
坂本直紀 社会保険労務士法人 代表社員
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